市場概要 |
@ 開設者 北さつま漁業協同組合 A 設 立 平成15年4月 B 所在地 〒899-1600 鹿児島県阿久根市清海町2番地 |
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市場施設 |
@ 構 造 鉄骨造平屋建 A 面 積 延床面積 2,250u B そ の 他 荷捌施設(近海用) |
営業状況 |
@ 開市時刻 4:30 セリ時刻 5:00 A 登録買受人 50名 B 取扱量 17,859トン、対象施設の取扱い量772トン(平成29年) |
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認定取得による、市場関係者の意識の変化について |
○ 関係者の衛生管理に対する認知が浸透し、衛生管理に気を配るようになった。
○ 閉鎖型荷捌き施設の開設に伴い、ハード面の施設が変わったことで、衛生品質管理に対する認識や意識が向上した。
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認定取得による、経済効果について |
○ 出荷先の担当者や消費者から、「阿久根(北さつま)のきれいな市場から出荷された魚」という声を聞くようになった。客観的評価が得られていることを実感している。
○ 魚価はあまり上がらないが、需要(取扱量)は増えている。キビナゴは全体の漁獲量が限られているので、競争原理が働き、相場も幾分アップしている(消費地市場より当該市場の方が高いこともある)。
○ 取引増加の兆しは、個々の業者(仲買)に起きている。
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認定取得による漁業者の評価 |
○ 全体として良くなったという評価である。特に、キビナゴの場合、漁船から水氷で冷却して輸送し、市場の岸壁まで品質を維持(鮮度保持)している。
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認定取得による仲買業者の評価 |
○ 認定取得前より良くなったという評価をいただいている。
○ 仲買人からの品質保持に対する指摘が強く、漁船も市場も冷却、品質保持に努力している。
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認定取得による市場職員 の評価 |
○ 認定市場であることが、阿久根で獲れる魚のブランドとしての後ろ盾になっている。
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認定取得による行政関係者の評価 |
○ 流通や市場施設に関心を持つようになった。
○ 認定基準をしっかり守ることで、阿久根の魚のブランド価値を高める。
○ 他の地域から視察が来るようになった。市役所からも資料を発送している。
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荷捌施設と陸揚げ岸壁 |
陸揚げの様子 |
荷捌き施設搬入口 |
荷捌き施設内の様子 |
紫外線殺菌海水装置 |
陸側から見た荷捌き施設外観 |
場内専用電気リフト |
陸揚げ岸壁(左)、仕切り壁(中)、荷捌き施設内(右) |
岸壁に設置された足洗い槽 |
搬出口プラットフォーム |
アジ、サバ、キビナゴ、ブリ、薩摩甘エビ、ムラサキウニ、カタクチイワシ、ウルメイワシ、マツイカ、マダイ、ソウダカツオ、イセエビ
建網網漁業、吾智網漁業、一本釣漁業、きびなご漁業、のり養殖漁業、うに漁業(まき網漁業、棒受網漁業)
平成18年に、魚介類の安全を求めた衛生管理対応型施設 「北さつま鮮魚市場」を開設し、19年には市場食堂「ぶえんかん」をオ−プンしています。
出荷先については、定置物は福岡、大阪、東京へ、サワラは岡山、京都へ、太刀魚は福岡が多く、ブリは全国へ出荷されています。
阿久根市は鹿児島県北西部に位置し、阿久根港を中心に古来から海・陸交通の要衝として海運業・商業などの栄えたまちです。北部は激流が渦巻く日本三大急潮のひとつ黒之瀬戸を隔て長島町と接し、東部は出水市、南部は薩摩川内市と接しています。
西は東シナ海に面して約40キロメートルに及ぶ海岸線を持ち、沿岸を洗う黒潮はいたるところ亜熱帯の植物をはぐくみ、天然の恵み豊かな地です。
豊かな自然の恩恵を受けて阿久根市では多くの農水産物などが生産されます。
特に黒潮の流れる東シナ海は豊かな漁場。水揚げされる豊富な魚種は様々な加工品として付加価値がつき、全国へと出荷されています。
http://www.city.akune.kagoshima.jp/